足が張って寝れない

　20年前から両側殿部上部に痛みがあり、夜寝るときには右大腿外側から下腿前面に不快な張りが出現するとのこと。さらに5年前から両側頚部とデスクワークなど仕事中には右胸椎部(T5〜9)に痛みが出るようになったと40代男性会員さん。今まで、マッサージや整骨院に行ったものの2〜3日でまた不調になる、あるときは内臓マニピュレーションを週一回のペースで2ヶ月通ったものの、いまひとつで今に至るそうです。

　世の中にある施術のほとんどは、30分以内に元の木阿弥に戻る「反応」の技術で、筋肉の特性を利用や脳の神経伝達物質を放出させるだけです。これらの多くは治ることとは関係ないので、もし通って良くなったと思われている人も自然回復によるものが考えられます。

今回みた箇所は、

大腿外側筋スパズムに対して第12肋椎間節、腰仙関節、第3/4腰椎椎間関節

下腿筋スパズムに対しては、距骨関節など足根骨の関節

頚部のスパズムに対しては第0/1、1/2、2/3頚椎椎間関節

背中のスパズムに対しては、第5/6、8/9胸椎椎間関節

をタウトニングという関節調整技術を用いると即座に正常化します。

　筋肉が正常より緩むことがないので、30分で元の木阿弥ということはありません。しかしながら、再発、悪化しないわけではないので、普段の生活の中で負荷がどれくらいかで決まります。

　使い過ぎや使い方が悪いと不調が起こります。前者はデスクワークが多くなることや長時間の運転などであり、再発を防ぐためには、まめに姿勢をブレイクするといいです。肩こり予防は肩をすくめる体操、背中のこわばり予防は身体を左右横におれるなどの体操が効果的です。30分毎に立ち上がる、背伸びをするなども良いと思います。こうすることによって、関節に油である滑液が循環し、関節の引っ掛かりを防ぐことができます。後者ではいわゆる悪い姿勢を避けることが求められます。椅子であれば深く腰をかけるだけでも効果的な結果を得ることができます。よかった参考にしてみて下さいませ。

 

広島市中区大手町一丁目１ー２６大手町一番ビル６０６号室

ボディコンディショニングスペースHOT

代表　堀川浩之

＃こっち側の店