手足の冷え対策
2023/01/24
手足の冷え対策①
体幹を温めることも考える必要があります。
寒い冬、効率的な対策はどうすればいいか考える方も多いかと思います。今回は、基本的な知識をお伝えします。動物は熱を生産するときには筋肉が使われます(その熱を運ぶものは血液になります)。急に冷えたときに、ブルブルと震えが起こるのもその反応にあたります。他にも誰もが体感したことがあることというと、寒さにさらされるたとき、筋肉を収縮させ丸まる動作があると思います。これは熱を逃がさないために起きています。他にも鳥肌が立つのも熱を逃がさないための反応になります。しかしながら、極寒被曝すると、筋肉が意図的に緩めることが困難になり、張りが継続し凝りが発生します。私も昔バイクに長時間乗っていたときに、肩をすくめた状態になり、肩(僧帽筋上部線維)を緩めたいのに緩めない状況に陥ったときがあります。収縮ー弛緩という生理学的反応(最大収縮の後には最大弛緩が起こる)を起こすために、思い切り肩をすくめ7秒維持し、力を抜くことを数回繰り返しました。しかし、筋肉が緩むことはありませんでした。これはひとえに寒さが勝ち、寒さに対しての生命活動が優先されたということになります。冒頭で言いましたように、熱は血液が運んでいます。内臓への熱を優先させるために内臓に血液が集まるためです。そのため、それ以外の部位、上下肢(手足)への血流が減少し、冷たくなります。自律神経が乱れると血管運動神経が上手く働けなくなり、霜焼けにいたります。霜焼けは皮膚科に行けば薬剤を塗布するように勧められますが、良くなることは稀です。交代浴が効果的です。
対処法としましては、内臓に血液を集めなくていいように、温める対応をしましょう。冷たい箇所を温めることも重要ですが、体幹部を温めます。手指であれば、腹部を温めましょう。足趾であれば骨盤帯を温める良いとされています。腹巻や毛糸のパンツ的なものということになります。一体化した物でももちろん構いません。また寝るときに靴下を履かれている方は少し注意が必要です。就寝時の体温調整は、足底(足の裏)での発汗で行われています。ですから、足底を覆わない物や厚手のもの、重ねないなど選択した方が自律神経上良いです。下腿(ふくらはぎ)を温めるレッグウォーマーはおススメになります。他には冬には電気毛布がないと寝れないという方もいると思いますが、これもまた自律神経を乱しやすくなります。長時間の温熱作用は要注意です。温源が絶えず接することによって、熱が捌ききれなくなり、低温熱傷や血管運動神経が対応できなくなる可能性があります。15分ぐらいで切れるように設定したり(長くても30分)、最弱温熱設定にすることが望まれます。よかったら参考にしてみて下さい。
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