3年間色々試したが良くならなかった腰痛
2023/01/07
過前弯
胸椎部は過後弯(曲がり過ぎ)で腰部は過前弯(反り腰)が起きており、立っているだけでも負荷がかかる。
3年前から腰痛(骨盤と腰椎の間レベルの筋部)があり、受傷起点はないという20代男性。ストレッチ等様々ためするも良くならなかったそうです。起床時や屈んでの作業、長時間の移動で症候が出現し、ときには足首や膝に違和感がみられるとのことでした。
見てみますと、腰椎は過前弯をきたしており、可動域も制限が確認されました。腸肋筋下部に痛みを感じる部分があり、筋スパズム(張り)はその筋肉のみならず、最長筋、腰方形筋にも認められました。
アプローチとしては、筋スパズムの原因でもっとも多いのが、関節の引っ掛かり(滑膜関節機能障害)であり、
・腰方形筋:第12肋椎間節
・最長筋:腰椎椎間関節(屈曲)
・腸肋筋:腰椎椎間関節(伸展)
をタウトニングという関節調整技術を用いると即座に反応します。
(筋スパズムの正常化であり、一時的に緩むなどいうも生理的反応とは異なります。ストレッチや多くのマッサージでは30分以内に変化は消えます)
筋スパズムや痛みは身体を守るためのシステムですので、それ自体を破壊するということは治ることとは一致しません。気持ち良さを求めるような施術も同様になります。気持ち良さは、刺激に対して脳に化学物質が分泌されただけで、その最中に自然回復が起こらなければ元の木阿弥になります。
正常になったのちには、維持できるように体操が必要となります。体操=ストレッチという方も多いですが、大きな間違えです。世界的にも2002年、2004年と否定されています。ではどうすれば良いかですが、やる気のないラジオ体操程度で十分です。あるいは30分に一回でも1秒でいいので、姿勢を変えることが重要なポイントとなります(同一姿勢を避ける)。関節の油である滑液を循環させることが大事になります。さらに良い方法は、タウトニングのリセット体操です。運動機能や自律神経機能が上がります。
ストレッチのデメリットやセルフケアなど使えるコンディショニング法としてどうすればいいかという方に。1月22日広島でセミナーをします。ぜひいらしてください。
https://saipon.jp/h/tauteningj/
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