寝違えになる人の条件
2022/08/24
寝違えにより右回旋時に僧帽筋の痛み
右回旋時に右僧帽筋上部線維に痛みが出現
寝違えにより首が回らなくなり、右が向けなくなったとのこと。筋肉は伸張痛と短縮痛という運動パターンの違いによって痛みが出てくることがあります。ここに重きを置いている人もいますが、特別重要ではありません。どちらのタイプであっても、アプローチは同様で、みるべきはどこの部位に症候が存在するかになります。
頚部後部であれば、頸椎椎間関節1/2
頚部前部であれば、頸椎椎間関節2/3
肋骨の関節も影響を及ぼします。
首の付け根は第一肋横突関節
僧帽筋上部線維(写真)は第二肋横突関節
肩甲骨上部の内側は第三肋横突関節
以上のような関節をみていくとよいです。
また全身影響系の関節である第十二肋横突関節と腰仙関節をまず調整し、
影響を取り除いてから進めていくと再発予防になりやすいです。
この女性は40代で、電話での対応のデスクワークをしていて
上位胸椎と下位胸椎にも負荷がかかっており、
隣起立筋の張り(筋スパズム)
猫背の増強と、胸椎棘突起には圧痛がありました。
SLRは機能年齢90歳とゆとりのない状態になっていたため、
今回の痛みは寝ていただけで、発症してしまったということです。
ですから、寝違えを起こす布石が必ずあり、
普段の使い方(仕事)で関節が引っ掛かり、繰り返され
最終的な痛みのきっかけが寝違えだったということになります。
普段から、関節の引っ掛かりを起こさないように
やる気のない(軽め)ラジオ体操を回数少な目でいいのでやってみてください。
軽い筋肉の張りもこれだけで良くなることがありますので試してみてください。
痛みのそのものではなく、痛みの原因にアプローチすることが重要です。
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