筋膜リリースって？不調が悪化する場合もあるため注意しよう

こんにちは！広島市にてお身体に関する様々な不調をお抱えの方々に寄り添った施術をご提供いたしますボディコンディショニングスペースHOTです。身体の不調の改善を試みるために、様々な施術や手法について知識を持つ経験があります。その中でも近年多くの人に注目されている『筋膜リリース』について今回は解説していきます。当店にご来店下さるお客様の中で、他店で筋膜リリースを受けたことでひどく辛い思いをされたという体験談を交えて、一体何に効果があるとされる施術なのかを中心に、筋膜リリースについてご紹介していきます。

ことの発端は、１年ぶりにご来店くださった50代女性のお客様。当店までは少し距離のある場所にお住まいであるという点から、前回の不調をしっかりと改善した後は、ちょっとした違和感を感じるタイミングには、お近くの整体に行っていたとのことです。その際に体験した筋膜リリースの施術の際に、経験したことがないほどに強烈な痛みが走り、まるで拷問であったと仰れた状態でした。そこで、該当の不調箇所を確認したところ、関節のズレが見られたためタウトニング整体を施しつつ改善していく流れとなりました。

そんな体験談を話してくれた筋膜リリースとは、一体どんな目的なのでしょうか？筋膜リリースでは硬くなった筋膜をほぐして、筋肉の動きを改善させることを目的とした施術です。柔軟性や関節の可動域が向上したり、張りの解消・血流促進からの免疫力の向上などが期待されるといわれています。

この筋膜リリース、結論から言いますと、強く痛みだけが残る筋膜リリース施術の場合では意味がありません。筋膜がゲル化した部位を改善させる手段として、過去の受傷起点から紐解いていく手法はまだしも、ただただ痛いだけの素人施術が蔓延しています。皮膚から筋膜までの距離も知識もなければ、皮膚を介して筋膜までどのぐらいの力を要するか知らない人がほとんどです。では実際どのぐらいの力が必要かというと、600kg〜800kgと言われています。実際しようと思うと、走って跳び乗るぐらいでないと難しいです。動物の肉を捌いたことがある人は当然のように理解しています。皮膚を操作するぐらいで作用させることは難しいですし、ましては、調整というのは困難を極めます。ですから、変化が起きたとしましても、筋膜に作用しているとは考えにくく、他の理由で良くなったということになります。その多くは30分以内に元の木阿弥になってしまいます。

筋膜リリースを受けた人の中には、かなり痛かったけど良くなった・改善したという人もいると思います。これはβエンドルフィンなどの神経伝達物質が脳内に分泌されて、回復力を助けてくれた場合に限ります。確率的には悪化するリスクに方が高くなります。痛みは侵害刺激で、逃避を促し身体を守りモードに変えていきます。そのため、筋肉の張り(スパズム)が出現したり、増強されたりします。ですから、基本的には痛みを乗り越えて良くなることはありません。筋膜剥がしローラーや筋膜剥がしガンとかも同様な理由で効果は難しいです。脳に騙されずに、機能改良度でみていくことが医学的に価値があると思います。

筋膜リリースは、流行に乗った経験や知識の浅い施術者による場合には痛みが発生したり、不調が悪化してしまうといった負のスパイラルに陥りやすいものです。筋膜リリースを体験してみたいと考える場合には口コミやその施術者の技術力をしっかりと見極めて受けるようにしましょう。また、筋膜リリース後に悪化してしまったり発生した不調に対してお悩みの場合にはぜひお気軽にご相談ください。痛みの伴わない関節調整のタウトニング整体で根本改善を図ります。