【スマホ首が痛い。治し方のポイント!】
2020/06/10
スマホを使い続けるうち、気づいたら首や肩がガチガチに緊張していた…という人は多いはず。
張り・コリを招くだけでなく、首が太く埋もれて二重あごの原因にもなる「スマホ首」に。
簡単な首の運動で体を整えましょう。
スマホの使い過ぎで姿勢が崩れ、コリに悩む人が増えているようです。
前に突き出た『スマホ首』では、平均で5kgにもなる頭の重さの約3倍、首に負荷がかかるといわれている。
このとき、最も縮むことになる筋肉が、首の前側に位置しています『胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)』です。
ここの緊張を正常化することが改善の近道といえます。
ただ胸鎖乳突筋は、単に首を傾けるストレッチではほぐれません。
ストレッチ信者の方は、筋肉を伸ばす秘訣を教えてはくれますが、攣ったときにしか役は立ちません。
(ちなみにそのストレッチ方法は、
筋肉が付着する鎖骨を固定します。胸の大胸筋や肩が持ち上がるのを防ぎ、胸鎖乳突筋をピンポイントに伸ばせます。
右側をする場合は、右の鎖骨の上から左手を置き、体幹を固定します。
次に首を後ろに反って左に曲げるといいです。
結果、並走する頸動脈の30分(最長)だけ血流も改善します。)
しかしながら、その胸鎖乳突筋を硬く張りを作らせている関節があるのです。
それは頚椎椎間関節といって、頚の骨の2番と3番との連結部になります。
交通事故など突発的なアクシデントを除いて、慢性的に起こるものに関しては、一か所の関節に負担が掛かることはありません(首の骨、頚椎は7つあります)。
胸鎖乳突筋以外にも首の後ろ側に位置する僧帽筋や頚板状筋なども張り・コリは好発します。
偏頭痛も多くは頚椎が引き金になっています。それでは関節に何が起きているかといいますと、関節の機能老化(滑膜関節機能障害)です。
関節の引っ掛かりで、スムーズに動かなくなっている状態です。
この状態に陥ると周りの筋肉が張りを作って、
どうにか治そうとしたり、これ以上悪くならないようにしたり、こっそりと働き始めます。
どういったときに、その状態になるかですが、同じ姿勢を長く続けたときです。
『スマホ首』では同一姿勢が続くために、一定の関節に負荷が掛かり続け、そこを護るために周りの筋肉が硬くなります。
さらに負荷をかけ続け、限界に陥りますと、
痛みを出して全力で「もうその姿勢やめて。首に負担掛けるの止めて!」と教えてくれます。
ですから、護ってくれている筋肉に対して、引き伸ばしてイジメるようなストレッチはするべきではありません。
原因が解決するわけでないので、筋肉の特性をしただけの、一時的の変化ということになるのはそのためです。
C0/1 頭皮筋群;偏頭痛、眼底痛み
C1/2 頸部伸筋群(僧帽筋上部線維、頚部板状筋など);首の後ろの痛み、屈曲制限
C2/3 胸鎖乳突筋;首の前の痛み、伸展制限
C5/6 開口障害;顎関節症
ストレートネックなども原因でよく言われますが、
不調を来した瞬間に変形したわけでないので、原因になることはありません。
国際的にもレントゲン上などの所見と痛みの関係はないということは常識になっています。
関節を無理のない範囲(控えめに)で動かすのがおススメです。
頭痛;後頭骨の窪みを押さえて顎を引く
右胸鎖乳突筋;顎を引き、右に折れ、右に捻る
首の下の痛み、だるさ;顎を引いたままで上を向く
無理のない7~8割程度で、必ず痛みも違和感もない程度で行いましょう。
理想は30分に一回は数秒のブレイク時間を持つといいです。
参考にしてみてください。
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