健康維持増進からアスリートまで、ストレッチに代わるコンディショニング法
世界初!運動機能を若返りさせる『タウトニング』法
新しいコンディショニング法『タウトニング』を普及させる事業を展開する「WBC institute一般社団法人」(法人化は2016年)は、2013年7月より、スポーツアスリートへのセルフケアから理学療法士などに指導し、インストラクターを育成し始めました。そもそもタウトニングとはピンと張るという意味であり、今まで行われてきたストレッチでのデメリット(柔軟性と筋力の両立不可、効果持続時間が短い、筋線維が断裂し機能が低下するなど)をすべて払拭することができた安全で即効性、継続性があるコンディショニング法です。
タウトニングは患者の運動機能向上や健康増進の体操として用いることができ、柔軟性も秒単位で変化をし、筋出力向上効果も負荷が弱くなったかと思えるほど変化を体感できるのが特徴です。体重が近い者同士であれば、片手の甲に乗ってもらうこともできます。
一流元理学療法士が14年の経験から創り上げたコンディショニング。
クライアントの運動機能を若返らせる真のアプローチ法
タウトニングを創り上げた代表堀川
14年間病院で勤務経験を持つ元理学療法士です。
その病院時代には関節治療技術やスポーツコンディショニングを学び、全国学会から国際学会においても研究発表をしています。当時からストレッチという技術に疑問を持ち、否定論文をいくつか書きました。同時期2004年にはCDCアメリカ疾病管理予防センターもストレッチに柔軟性を向上させたり、ケガの予防をさせたりする効果はないとう論文が発表されました。
その発表ではデメリットはないということでしたが、実際には力が入りにくくなったり、可動域が狭まったり、場合によっては両機能とも低下することが認められていました。
そこで、なぜその弊害が起こるのかを考え、リスクを排除すると、可動域は拡大し、筋出力も驚劇に向上し、両立が可能となりました。施術時間は数秒とストレッチと比べても短く、変化持続時間も30分以上とストレッチとは比較にならない効果見られます。
タウトニングを受けた方は、軽い力、数秒の調整ですが変化が大きいため、「たったこれだけで!」といわれる方が多いです。インストラクターになった方は施術や体操指導時に、クライアントに驚かれるのですが、それよりも「自分が一番驚いている」という声が少なくありません。満足度の高いコンディショニング法といえます。
きっかけは、デイケアの通所者向けの体操
自分の入院時に自ら使い、有用性を再確認し、アスリート普及へ
セルフタウトニング(セルフケア)のきかっけは、代表堀川が勤務していた病院のデイケアに来られる通所者に向けての新しい体操(『関節体操』)として、効率の良い全身の運動機能向上、健康増進のために作ったものが最初になります。
対象が高齢な方が多く、日常生活に組み込まれることは難しかったため、忘れさられていました。そして多忙な時期、大学病院での研究論文をまとめている最中、ストレスで大腸に潰瘍ができ、入院することになりました。
臥床時間が長く背中から腰にかけて痛みが出現し、苦しんでいたところ、どうにかする手段はないものかと考えたときに浮かんだものが、以前まとめた『関節体操』でした。
実際藁をもつかむ思いで、体操をしてみるとどうでしょうか、背中・腰の筋肉の張りは消え、痛みが軽減しました。これには自分で創った体操にも関わらず驚かされ救われました。外来をはじめ担当した患者の施術結果も、運動機能を1回で上げることができるのが84%となり、2013年7月にストレッチでは逆効果のリスクもあるために、普段のコンディショニング法として格闘技選手に向けてセミナーを開催しました。
10月には理学療法士、作業療法士に向けてセミナーを行い、ともに普及させていくインストラクターを育成しました。
ストレッチについて
ボディコンディショニングスペースHOTの考え
ストレッチの否定論文や使わないアスリートもいくらかいますが、社会全体としましては、ストレッチは体に良いものというイメージだったり、専門店まで存在しています。世界的にみてもストレッチが否定されていたとしても、それに代わるものが存在していませんでした。
それどころか、まったく医学的根拠のない筋膜はがしたるものが流行したり、痛みを乗り越えて行っていくコンディショニングがみられていました。ちなみに痛みの原因は、関節由来(引っ掛かり)がもっとも多いとアメリカの整形外科医メネール博士も言っています。
また引っ掛かりはあり痛みが出現する前の状態を関節機能年齢として例え、状態をとらえることができます。例えば肩が挙がらないとき、参考可動域は180度ですから、120度しか挙がらないと正常ではないということになり、関節機能年齢としては90歳となります。この状態はゆとりが非常に少なく、負荷が加わるとケガをしやすいのです。肩を寝違えただけで五十肩という病気に至ることさえあります。腰ではぎっくり腰、下肢では夜間足を攣る、運動中での肉離れが起きやすくなります。
タウトニングとストレッチの違い
運動機能としてどのぐらい向上させることができるかは、毎年研究会を開催しており、研究論文の客観的データがあります。膝を伸ばした状態での下肢挙上では、静的ストレッチ用いると平均—22度、タウトニングでは平均30度拡大、肩水平外転は平均18.8度拡大、安静脈拍8.5回/分減少(70回/分以上の者)、背筋は3㎏向上、最大筋力到達時間を6.8秒短縮、ゴルフではスイングスピードを上げたり、水泳のタイムも0.2秒(25、50m)短縮させ、自己ベストを更新させたという事例もあります。
ラジオ体操などの健康体操としても使えますし、ストレッチの代わりに競技前後のコンディショニングとしても使えます。良いということを聞いていても、実際意味を成しているのかどうか分からない方法よりも、目に見える結果ができる方法は、日本のみならず民族も超えて拡がっていきます。
機器を用いない医学的検査で、可動域や筋出力を数秒で変えることができます。その触れた器官が原因だったかどうかは、動かす方向を変えると、同じく数秒で元の木阿弥に戻すこともできます。他のコンディショニング法にはできないオリジナリティも演出できます。